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もうメタボの心配不要「ちょい太」が健康で長生き?

「未病」:「ちょい太」の方が、やせ形よりも7年長生きする!?

 中高年諸氏の間で、今や日常用語となっている「メタボ」ですが、太り気味を気にしている人に、ちょっとした朗報がありました。6月10日、厚生労働省の研究班(代表者は辻一郎東北大学教授)が、ちょっと太めの方がやせ形よりも長生きするとの調査結果を発表したのです。

 研究班は宮城県内の40歳以上の約5万人を対象に12年間にわたって健康状態を調査。過去の体格も調べ、肥満の目安となるBMI=ボディー・マス・インデックス。体重(kg)÷身長(m)の2乗=に基づく40歳時点の平均寿命を分析しました。その結果、太り気味(BMIが25以上30未満)の人たちが、やせ形(同18.5未満)の人たちより6〜7年長生きするというデータが出たというのです。

 「ちょい太」というと、3年前、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんの「ちょい太でだいじょうぶ メタボリックシンドロームにならないコツ」(集英社刊)が話題になりました。鎌田さん自身が“がんばらないダイエット”の実験をしながら体験談をつづったもので、あくまでも「個人的な見解」という内容でした。今回の研究班の調査は鎌田さんの体験談を裏付けたものとも言え、「ちょい太」の方には喜ばしいニュースではないでしょうか。

 体格と生活習慣や寿命の因果関係については、「やせた人に喫煙者が多い」「やせていると感染症にかかりやすい」など諸説が挙げられているものの、はっきりとはわかっていません。今回の調査結果は「ちょい太」にお墨付きを与えたり、奨励するものではなく、研究に当たった東北大の栗山進一准教授も「無理に太れば寿命が延びるというものではない」と、厳しくくぎを刺しています。

 従って、調査結果はメタボへの過剰な反応や行きすぎたダイエットに警鐘を鳴らしたものと受け止めるべきでしょう。(倭村英敏/ライター・オフィスクリオ所属)
毎日jp(毎日新聞)より

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